くうと徒然なるままに

モバイルアプリを作りながらバックエンドも作っています。

平凡ITエンジニアであることの受容と過去の自分との葛藤

新卒としてITエンジニアとして働き始め2年目に突入したので人生を考えてみる。

自分は、中学生の頃からプログラミングを始め、大学で Computer Science を学び、2020年4月からIT企業で働き始めて1年と少しになる。

業務では日本向けのフリーマーケットアプリのAndroid 版を国際色豊かなメンバーとワイワイ開発している。
仕事は苦労しつつも同じ職種だけではなく、PdM・デザイナー・QA・その他大勢の助けを受けつつ「設計、開発、QA、リリース、バグ対応、開発環境整備」等々やっている。
新しい技術のキャッチアップができ、タスクの自由度はいい塩梅、自分が利用者なアプリの開発が出来て最高な環境だと思ってる。

世間一般の人からするとコロナ禍にも関わらず支障なく働けているため非常に恵まれた環境だと思う。
しかし、悩み事が一つある。

「平凡ITエンジニアであること」に悩んでいる

所謂サラリーマンITエンジニアとしてはなんとかやれている。しかし、特筆した自分の作品がない。
例えば、Ruby を作った松本さん、Linux を作ったリーナスさん。などは代表例で、特筆すべき自分オリジナルのプログラムを持っている。
ここでは、簡略化のため「凄腕エンジニア」と呼称する。

無理に凄腕エンジニア目指す必要はない

世の中すごい人がいる、無理にその人を目指さなくても問題はない

悩みに対する周りの人からのアドバイスを抽象化するとこんな感じになる。

しかし、大多数の凄腕エンジニア達と同じように自分も昔からプログラミングをやってきた。

自分が凄腕エンジニアを目指さないのは過去の自分を否定しているようで受け入れることができない。 自分は死にたくなるほど過去の自分との葛藤に悩んでいる。

凄腕エンジニアになる方法

Twitterを見ていて、凄腕エンジニアになる方法はなんとなくわかってきた。

凄腕エンジニアは素質、プログラミングのセンスがすごい。技術のキャッチアップ速度が早い

さて、自分はどうなのか。
どうやら、プログラミングのセンスが皆無ではなさそう。

例えば、今働いている企業はプログラミング含めた技術レベルにおいて日本有数のレベルだと思う。
そんな環境の中、同じチームの人(大体10年前後のキャリア)と比較すると、差はあれどある程度開発できている。(Story Point ベースで4-7割程度?)

また、彼らはほぼ全ての時間をプログラミングに費やしているように感じる。差はあれど膨大な時間を一つのプログラムを作ることに投下しているのは間違い無いと思う。

ということは、彼らと同じように時間を投下すれば可能ではないか。

プログラミングへの渇望感が無くなった

時間を投下すればできる、やる気が起きない。 学生の頃は寝る間も惜しんでプログラミングをしていた。

しかし今は、業務で好きなだけプログラムを書くことができる、技術的な好奇心を満たせれてしまう。プログラミングへの渇望感が仕事で満たせれてしまう 学生時代は技術の話を一緒の楽しめる人が周りにいなかった、しかし、就職してからは魅力的な不定形な問題を議論する相手がいる。 そのため、業務だけで満足している自分がいる。

平凡であることを受け入れ生きていく

凄腕エンジニアにはなれなそう。ただ、平凡ITエンジニアとしてやっていける流れには乗れている。 人間としての面白さはそこには無いけど、普通の人間にはなれると思う。

社内外の先輩エンジニアを観察していると今後のキャリアの流れがなんとなく掴めてきた。 今後は技術のキャッチアップを続けながら、視座を高める。

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note.com

そして、今度は他のITエンジニア・ITエンジニア志望の人へ教える側に周りつつ視座を上げ続けるキャリアになると思う。

自分は平凡ITエンジニアとして目の前にあるやれることに全力を出しながら、 Senior Software Engineer , Tech lead and more... と成長し、世の中をソフトウェア開発を通して効率化・良くしていきたい。

ポエムを見ていただきありがとうございます。